こちらのページでは、カラダの基本的な仕組みについて説明しています。
カラダの不調に関する大まかな情報も記載していますが、
あなたのかかりつけ医や主治医などの診断・治療
および処方を妨げるものではありません。
施術についての情報は、かわむら整体院ホームページをご覧ください。
なお、かわむら整体院では、一切の医療行為はおこなっておりません。
ご了承ください。
目次
腰の構造について
腰・骨盤
カラダの痛みの原因を骨格レベルで探っていくと、脊椎(せきつい=背骨)に行き着きます。
その中で特に、腰〜骨盤にかけて、構造や痛くなる仕組みについて解説していきます。
脊椎というのは1本の骨ではなく椎骨(ついこつ)という骨の組み合わせでできています。
腰のあたりにある椎骨を腰椎(ようつい)といって、5個の椎骨でできています。
腰椎から下を骨盤といい、仙椎(せんつい、仙骨ともいいます)、尾椎(びつい、尾骨ともいいます)、そして両側にある腸骨(ちょうこつ)でできています。腸骨はさらに、寛骨(かんこつ)、恥骨(ちこつ)、坐骨(ざこつ)でできています。
ここまで読んでくると、さすがにこんがらがってきますね。
少し話題を変えてみましょう。
宿命としての腰痛
腰痛は僕たち人間が、2足歩行を始めた時からの宿命である、といってもいいくらい人類共通の悩みです。特に床や畳の生活様式を持つ日本人の場合は腰痛の訴えは多いです。
骨組みの絵を見ると、仙腸関節といわれている部分にちょうど体重がかかるようにできています。4足歩行ではこういう負担はないんですよね。
こういった仙腸関節や、隠れたある重要な関節に問題が起きると、腰の痛み、足のしびれや冷え、股関節やヒザの痛み、つまづきやすさ、転びやすさ、背中の痛み、息苦しさ、肩のコリや痛み、首の痛み、頭痛などなど、カラダ中のあらゆる部分に不具合が生じてきます。腰はそれくらい重要なんですね。
もちろん、すべての人類がここに問題を抱えているわけではありません。実は腰に問題が起きる原因はちゃんとあるわけです。その原因を知らせるためのサインとして、「腰の痛み」というものが出てきている可能性がとても高いのです。
腰が痛い原因は
腰という漢字を見てみると、月(にくづき;カラダをあらわす)に要(かなめ;重要な意味をもつ)の組み合わせでできていますね。そのくらい大昔から、腰はカラダで一番大切なところ、という認識があったのです。中心部でもあり、体重のかかるところでもあり、カラダのあちこちに影響を与えてもいます。
ではなぜ腰に問題が起きてくるのか?
- 姿勢の影響
- 生活や仕事の習慣
- 骨や関節の状態
- 筋肉の状態
- 内臓の状態
- 心肺機能の状態
- 脳の状態
- 脊髄の状態
- ココロの状態(これも実はカラダの問題が原因のこともあります)
- 膜、血管、皮膚、膠原繊維、軟骨、神経・・・
など、まさに多種多様。そしてそれらにまたなんらかの原因があったりもします。
骨と関節について
先ほど挙げた原因の中で、骨と関節について説明していきましょう。
腰の骨(つまり腰椎;ようつい)がつぶれたり、位置がずれたり腰椎同士の関節の動きに異常があったり、椎間板がゆがんだり、周りの神経に当たったり・・・と、骨格だけでも様々な原因があります。
これらの原因は骨格の矯正だけで改善されることもありますが、骨の変形そのものには効果ありません。その場合は、負担を軽減させるだけです。
また、骨や関節のゆがみの原因が他にある場合、また繰り返し起きてくることになります。
痛みというのは、カラダが「不調に気づいてほしい」というサイン。それがどこにあるのか、どういう状態なのかを突き止めないまま痛みを取るのは、結局のところ不調を悪化させることにつながります。
改善に向けて
腰痛の改善にはいろいろな方法があります。
病院、整骨院、鍼灸院、整体院、カイロプラクティック院・・・
どこに行ったほうがいいのか悩みますね。
それぞれの特徴を挙げると
- 病院:骨折や神経圧迫などの有無をレントゲンやMRIという機械で検査し、痛み止めを中心とした処方をする。理学療法を処方が出た場合、電気治療・けん引、または、運動療法をおこないます。
- 整骨院・接骨院:国家資格を持つ。効果はそれぞれの技術レベルによるところは病院と同様。症状によっては保険診療も可能。
- 鍼灸院:国家資格を持つ。東洋医学の経絡の考えに基づき治療をおこなう。
- 整体院:資格を必要としないため、技術レベルはまさに千差万別。保険診療なし(全額自費)。
- カイロプラクティック:アメリカでは高度な資格保持者のみが開業できるが、日本では資格制度はなく、保険診療はできない(全額自費)。
- かわむら整体院:院長は理学療法士国家資格保持。臨床経験豊富。骨格矯正と自然治癒力活性化を専門としている。イネイト活性療法を取り入れ、骨格のゆがみだけでなく、カラダのすべての器官から不調の原因を検出し、そこに向けて治癒力を発揮させる、安全・無痛の施術法をおこなっている。
痛み、しびれなどの不調の部位別解説
おもに、骨格や関節に関するお話をしていきます。
腰部と骨盤
腰部と骨盤の問題を骨や神経などの組織に分類してみましょう。
腰椎という骨、骨盤については仙椎と腸骨という骨、これらの関節面や軟骨、腰椎の間にある椎間板、腰椎の中を通る脊髄神経、脊髄から出る末梢神経、これらを取り巻く血管や筋肉などに分類されます。
これらに変形、キズ、炎症、感染などの問題が起きるとそれぞれが影響しあって痛みなどの不調をもたらします。
例えば、骨の変形によって、周りの神経を刺激し、それがまずは痛みとなります。さらにその痛みが筋肉の緊張を続け、関節面への負担をかけ、炎症症状を起こします。炎症はまた、痛み物質を出すので、2次的な痛みとして自覚されます。
いろいろな影響の程度があるので、日常的に湿布でごまかしていると、根本原因がぼやけてしまい、慢性的な不調につながっていきます。
いわゆる「ぎっくり腰」は急に痛くなるものですが、これは慢性的な不調を見逃していたために積み重なった負担が一気に腰にかかってしまった結果です。
股関節、太もも
坐骨神経は腰椎から骨盤の中を通って太ももにやってきます。骨盤内にある、梨状筋という筋肉が硬くなってくると、坐骨神経を圧迫し股関節、おしり、太ももに不調を引き起こします。
ちょうどこの範囲で痛くなったり、しびれたり、力が入りにくくなることで判別できます。
股関節に変形や感染、骨折や脱臼、捻挫が起こることで、周りの部位に影響し、思いもよらないところに痛みが出てくることもあります。
ひざ、ふくらはぎ
ヒザは、大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)・膝蓋骨(しつがいこつ)で構成されています。この骨の先端にある軟骨がすり減ってくると、ヒザを動かしたときに痛みが出てきます。
すり減る原因は、老化というものもありますが、この程度はひとそれぞれです。
骨盤のゆがみや股関節のねじれが、ヒザ周りの筋肉を緊張させて、軟骨に負担をかけることもあります。
ふくらはぎがけいれんしやすいという方は、水分・ミネラルの状態、筋肉の疲れや強さと緊張状態、冷えの状態が関連している可能性があります。筋肉の緊張というものは、骨盤などの他の関節の影響が関係してきます。
足首、足
足首はたくさんの骨で構成され、それぞれに関節があります。骨の変形やキズ、関節の不適合などが痛みをもたらします。指先に結晶成分がたまると、指を曲げた時に痛みが生じます。
足の先まで、神経や血管が通っており、これらが詰まることで、しびれ、血行不良、むくみといった不調が出てきます。
筋肉は足の裏まであり、これが土踏まずをつくっています。筋肉に何らかのダメージが起こると、足の裏の痛みだけでなく、姿勢の変化が起きて腰など別な部位に不調をきたしてきます。
以上、部位ごとの症状別に大まかな解説を記載しましたが、本当のところはすべて、カラダのすべてが影響しあっています。
わき腹の痛みをたどると、頚椎に異常があったり、その原因をさらにたどると、骨盤のゆがみがあったり、さらにたどれば、喫煙習慣からくる肺の機能不全が影響していたり…
このような関連性を紐解いていくことが、本当に健康なカラダを取り戻すために大切です。
ただやみくもに痛みを取るのではなく、それがサインだと思って、原因解決に向かいましょう。
あなたの健康のために、かわむら整体院と一緒に取り組んでいきませんか?
施術については、かわむら整体院ホームページをご覧ください。